
溶融スラグ処理とは
製銑工程や製鋼工程で発生する液状のスラグを冷却して加工しやすい形状に処理します。
発生した溶融スラグ(熱滓)は、専用の鍋に入れられ、貨車や専用の台車・車輌などで、安全にノロ畑に運びます。
冷却後、大型ブルドーザーなどを駆使して、加工しやすい大きさに粉砕し、次工程へ運搬します。
この溶融スラグには地金が含まれているため、溶融スラグから地金を回収し、製鉄原料としてリサイクルします。







溶融スラグは、専用の鍋に入れられ、貨車や専用台車・車輌などで
ノロ畑に運ばれてきます。
運ばれてきた溶融スラグはノロ畑に排滓し冷却します。
溶融スラグの冷却方法には水を掛けて冷却する水冷と、
自然冷却の空冷があります。


冷却された溶融スラグは板状に固まります。
冷却されたとはいえまだ高温で、地金成分も含まれており硬いので、
無線ブルドーザーを使用して掘り起こし作業を行います。
この無線ブルドーザーにてある程度の大きさに割り、
ノロ畑の外に排出します。
排出されたものは、マグユンボやショベル、ロストルなどを使って
磁選・整粒作業を行います。


上記で処理した溶融スラグは、種類ごとにダンプにて次の工程へ
運ばれます。